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近代化遺産2・志免鉱業所竪坑櫓

2008/10/11
category - 世界遺産・近代化遺産
コメント - 6
                         
 遠くから見ると、その異様な外見に驚かされる。
近づいて見ると、その大きさにあきれてしまう。
もっと寄って見ると、そのあまりの美しさに畏怖さえ覚えてしまう。
 ここは、福岡県糟屋郡志免町にある志免鉱業所竪坑櫓。この巨大な
櫓は、炭坑夫を昇降させ、石炭を搬出するための施設であった。
鉄筋コンクリート造り。高さ47.65メートル。垂直に掘られた竪坑は、
最深600メートルもの深さにある石炭層に向かっている。
この形をワインディングタワーといい、櫓本体と巻き上げ室が一体と
なるエレベーターのような仕組みである。この形の櫓が残っているのは、
世界でも3ヶ所だけで、世界的にも重要な遺産である。2007年には、
国の登録有形文化財になった。
 志免鉱業所竪坑櫓の歴史は、明治21年。政府が「良好な石炭は、海軍
第一の必要品」として、指定したことに始まる。
糟屋炭田には、戦艦に必要な良質の無煙炭が埋蔵されており、それゆえ、
海軍は、志免周辺の鉱区を接収したのである。戦局の展開により、地下浅部の
石炭だけでは、石炭が足らなくなり、深部の採炭計画に着手。昭和16年、
太平洋戦争の勃発した年。竪坑の建設に着手。プロジェクトチームが、南満州
鉄道が建造した竪坑櫓(中国撫順市)を視察。それで、志免の櫓は、台風や
地震に強い構造に設計された。その後、昭和39年、鉱業所は、閉山。櫓の
巻き上げ機のエンジンも止まった。
 櫓は、ハンマーコプフ式という金槌型の不安定そうなつくりとなっているが、
前後左右で微妙なバランスをとっており、その堅牢さは、実証済みである。
 (引用及び参考文献 「北九州の近代化遺産」「福岡の近代
化遺産」「九州遺産」弦書房)
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コメント

非公開コメント

heijiさん、こんにちは。
今回も歴史を知る貴重な資料を記事として
取り上げましたね。
志免鉱業所竪坑櫓・・・丁寧な説明で
よくわかりました。
さすがは福岡県にあるレベルの物凄い高い
規模の設備で驚きました。
4枚の写真からも良く伺われますv-81
一時、解体の話も出たりしたようですが、
住民の保存運動が実って現在
「見守り保存」という形になっている
ようですが、その価値は充分にありますね。
九州の歴史をひも解く、興味ある記事で
充分に参考になりましたよv-92

heijiさん、こんにちは!
連休はのんびり休まれましたか?

またまた日本の凄い遺産の紹介ですねぇ~~~
当時は重要な役目を果たし活躍したわけですし・・・
何より私の住む神奈川県辺りには先日の開閉式の橋や巨大な炭坑跡などありませんから・・・
何だか実物を見たくなりますね~~~
綺麗な景色も良いですが
こんな歴史的な建造物を知るのも勉強になります。

greenteaさん

こんばんは。
初めは、全く何も知らなくて
この櫓の近くにショッピング
センターができたので、
そこに遊びに行ったんです。
すると、遠くからこの櫓が見えて、
ちょっと行ってみよう。ということになり、
あとで、この建造物の歴史的
価値を知ったのです。

おゆきさん

こんばんは。
結構、近代化遺産というのは、
あちこちに今、制定されていて
「え、これが?」というのが
結構、ありますよ。後で、知るという
パターンが多いですよ。例えば、
「マルマル銀行の〇〇支店」とか
普通に通っていた橋が歴史的に
すごく価値があったりして、後で
驚かされます。

こんばんわ~
福岡には近代遺産が幾つもあるんですね~
先日の昇開橋、今回の竪抗櫓と、共に凄い規模の設備で、重要な役目を果たしたという、ほんとに貴重な遺産ですね。
実際に見てみたいですね~
最深600メートルで、石灰層に向かっているというのには驚きです。
下半分の辺りの枯れたツルが絡まってるところも年季を感じますね。

pekoさん

こんばんは。実は、下の
ほうが、よく写っていないのは、
行ったときに、倒壊の危険性が
あるとのことで、櫓の周辺は、
ロープがはってあって、立ち入り禁止
でした。いくら、強固なつくりといえども
もう、60年近く、経っているわけです
からね。
    

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